釣れるに決まっている

2016年06月26日 16:27

本日6月25日は、1ヶ月前から釣りと決めていた。
前回の釣りとの間隔、調子の今一つの肩も癒されつつあり、この日は何があっても釣りに行くことにしていた。

ところが天気予報は前線が通過し大雨と言っており、土砂降りでは釣りにならないと不安に思っていた。

でも、天気は行ってみないとわからないので、小雨の中、久々にGolfを飛ばし釣り場に向かう。
真夜中の1時半起床の、2時過ぎに自宅を出発である。

が、予報よりも前線は早く通り過ぎ朝方には小雨くらいになりそうである。

これは絶好のチャンスである。
雨後の増水で岩魚の活性は高くなり、おまけに雨後の濁りに強いミミズ、しかも大きめの太ミミズをたんまり持っているからである。
これはいけるのでないか・・・。

釣り場近くの駐車場には午前4時半過ぎに到着し、着替えて、釣り道具、エサ、食料、それに今回は何かとクマが山の麓に降りてきているというので工事用のヘルメットに、大型のナイフも持参することとした。

で、午前5時半、かすかに小雨のある中出発である。
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いつものように線路を渡り、本流脇の登山道に取り付く。
当然に増水しており、濁っている、心の中では「しめた!!」と叫んでいたが。
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1時間とちょっとで避難小屋に到着、体力温存のためゆっくり歩いているので少し時間がかかっている。
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小屋を出てしばらくすると本流に出会う。ここら辺の渓相も10年前くらいの豪雨でずいぶん変わり、深い大きな落ち込みはなくなってしまった。
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いつも通り尾根上に上がって行く登山道の、この腰掛け石のところで右に樹林帯の中に入っていく。
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ちなみに尾根道に続く登山道はこちらである。
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そして、10分弱踏み跡を辿って行くとおむすび岩に出くわす。
いつの間にかおむすび岩には大きなブナの木が折れて覆い被さっている。
自然は容赦しないのである。
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おむすび岩のところを右に折れて下れば、釣り場の本流に再会できる、、、が、?、?
が、人である、こんなところにテントである。どうもさっきかすかに焚火のにおいがしたと思ったのである。
ショックである、今日はもう釣りにならないのである。
どこかの釣り師が、昨夜の豪雨の中、この隠し沢を先行するために野営しているのである。

でもここまで車で2時間半、更に歩いて2時間半の苦労をして、何もしないで帰るわけにはいかない。

ということでイチかバチか、釣りか、それとも沢登りかと野営者達に聞いてみた。
すると「キャンプしているだけ、釣りなら気にせずにどうぞやってください」と、小生より多少年上の御仁の拍子抜けするような、また夢のような返答である。
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これはありがたい、ではありがたく釣らせていただきます。
ということで、ここからは釣りに夢中なので、写真は途切れ途切れとなる。


本流に入ってしばらくはアタリらしいものはない。

この好条件で釣れないはずはなく、ひょっとしてさっきの野営者達に先に竿を出されたのかもと不安がよぎる。

それからしばらく遡行して、ナメ下の幅広い落ち込みの箇所、好ポイントが多くいつも2〜3尾は出るところに辿りつく。

落ち込みの中央部にエサのミミズを流すとフッと目印が止まり、合わせると黄色い腹をした良型の居付き岩魚が顔を出す。
まずは坊主を免れ一安心である。

続いて落ち込みの左手の方にエサを打つとツンとしたアタリ、が、合わせが早過ぎ、岩魚は水面から体半分出したところでエサのミミズをゲホッと吐くようにして逃げていった。大き目だった、ちくしょうである。
たぶんもう釣れないが、もう一度同じところにエサを流す。
すると、スーッとエサは不自然に右に流れる。今度は失敗しないように一呼吸置いてグッと竿を引き合わせると強い引きと共に岩魚が姿を現し、タモに納まり2尾目ゲットである。
ところがこの岩魚、直前にエサを吐いて逃げたさっきの岩魚で、口の中にすでにミミズをくわえていたのである。
バラした岩魚をもう一度釣ったということである。
それだけ今日はエサを追っているということであり、いい兆候である。
サイズは9寸といったところ。

その後、一段上がっていつもは絶対に釣れない狭い滝でも8寸が釣れ、ここまでで3尾をゲットする。

続いて下の写真の4m滝に挑む。
良形が必ず顔を出すところであり、慎重に攻めたいところである。
滝下の大きな流れの向かって左側の淀みにエサを打つ。
直ぐにアタリがあって、8~9寸くらい良形が上がる。4尾目ゲットである。

普通なら1尾釣れると他のイワナは岩陰に隠れるため2尾目は中々来ないが、2匹目のドジョウもということで、直ぐにエサを付け替えもう一度竿を出す。
ちょっと間があって目印がグッと右に、しかも流に逆流するような感じで大きく動く。
エサは太ミミズで大きいため早合わせすると針が刺さらないので1、2、3と頭の中で数えて一気に竿を立て合わせる。
グウッと強い引きとともに竿がしなる。手ごたえが違う、大物である。
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普段なら緊張して一気に引き抜くところであるが、ここは慎重にしばらく水面を泳がして体力を消耗させてから取り込む。どう見ても大きく尺岩魚ゲットである。
釣り上げたもののこの尺岩魚、大き過ぎて持ち帰っても料理しづらく(魚焼き器に入らない)リリースしようとしたが、針が喉の奥までかかり死にそうなのでキープした。(遅合わせ過ぎたということか。)
5尾目ゲット。

この時わかったが、尺上クラスのアタリはツンツンとした弾けるようなアタリではなく、エサを一気に引き込むのでグーっと目印が大きく動くアタリであるということである。
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ここらで空模様が怪しくなり、さっきまで晴れていたのに見上げると山々は雲でほとんど見えなくなり、おまけに小雨もパラつき出した。
これだけ釣れれば、夕飯には十分であり、天候悪化となると渡渉できなったりするので、途中はパスして上の6m2段大滝まで一気に上がることにする。
大きな滝を前にして、エサを付け替え、大滝下の流れの左側の淀みに竿を打つ、が、アタリはない。
それを2~3回繰り返した後、今度は打つ場所を変え大滝真下の強い流れの左脇にエサを落とす。
強い流れに押されて目印は下流に一気に2~3m流れてくるが、突然流れとは逆方向に、すなわち大滝側に向かって動き出す。
アタリであるが、エサをしっかり食わすため一瞬待って一気に竿を立てる。
ググーと竿は大きくしなり、最初は根がかりしたか思うくらいびくともしなかった。これは大物の感触である。両手でないと竿がコントロールできない程の強い引きである。
多少泳がして取り込もうとするが、道糸が長目であったこともあって竿を目一杯立てても中々岩魚の姿が現れず潜ったままである。
しばらくして、竿を持っている右腕を目一杯上げてやっと水面に岩魚の姿が現れる。岸に置いていたタモをとっさに取って左手で焦りながら取り込みにかかる。「頼む入ってくれ~・・・」と祈りながら・・・。
緊張の取り込み作業の時間が少しあり、何とか納まったが、タモには身体半分くらいしか入っていない。
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測ると37cm、尺2寸強、小生史上過去最大記録である。
胴体の太さはざっと小生の腕回りくらいあり、片手で掴むのは無理である。
下あごは上に大きくそり上がり、上アゴは2つに割れている威風堂々の立派なオスである。
小生のようなヘボ釣り師が殺して持ち帰れないような、一種の貫録、威圧感があり、即リリースと決めた。

ちなみに過去最大は、おそらく1997年6月同じくこの川の4m滝近辺で上げた35.5cmの奴である。
その当時の写真。
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ところが、ここでまたアクシデントである。
iphoneのスイッチを間違えたか、カメラが起動せず写真が撮れないのである。
小生史上最大の釣果を写真に撮れないなんて、そんなことがあっていいのか・・・・。
こんな大物、子孫繁栄のためにも間違いなくリリースであるが、写真に収めないことには気がすまない。
しかし、このままいけばいたずらに時間が経つばかりで、岸の岩場でバタバタ跳ね回る大岩魚の元気はどんどん失われていくのである。でもiphoneはどうやっても立ち上がらない。
万事休す、写真は撮れずじまいのまま、泣く泣くリリースである。
痛恨の極みである。

リリースしようと水中に運んで水に慣らすが、大岩魚は体力が相当に落ちているのか泳ごうとはせず、しばらく小生の両手の中で休んでいる。
口を開け呼吸ができるようにして、水流を流し込んでやるとやっと尾びれとかが動き出す。
しばらくそういう状態が続いて、すっと両手を放すとしばらくそこに留まっていたが、10秒くらいしてゆっくりと流れの中に消えていった。
写真には撮れなかったが、なんとなく晴れやかな気持ちでもある。あのままiphoneにかまっていれば間違いなく、あの大岩魚は死んでおり、そちらの方がもっと悔いが残ったであろう。


その後、釣り師魂もあり、何度か同じ大滝を探るがアタリはなく、一旦納竿である。

ここからは沢を下ることになる。

名残りを惜しむように4m滝の上から竿を出すが、滝下に隠れてしまったのであろうアタリは一切ない。
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ここで本日の本当の納竿である。

ということで本日の釣果、尺一寸を筆頭に9寸クラスが3尾、8寸が1尾である。
そして幻の37cmが1尾である。
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さぁ帰ろう。
今年の釣りの課題でもある本流に差し込む支流を覗いて闘志を湧き立たせる。
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下っていくと先ほどのキャンパー達である。
何か料理をしているようである。こんな沢の奥の奥でキャンプだけのために来るとは相当な○○である。
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ついでに野営地も覗かせもらう。
狭いテン場に、ここまで展開させるとは。
聞けば、何回かここに幕営しており、以前も何回か見つけた焚火跡は彼らの痕跡であったとのことである。
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その後2時間強歩き、2時間ちょっと高速を走って午後5時前帰宅。
帰宅後、再計測であるが、
・37cmが1尾(リリース)
・31.5cmが1尾
・26〜27cmが3尾
・23cmが1尾
であった。
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今回の釣行、雨後の増水、薄濁り、太ミミズと好条件が揃い、小生史上最高の結果となった。
今後もこういう条件の時には、無理をしてでも行かなければならないということである。

久々の満足の釣行であった。
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